2024-01-01から1年間の記事一覧

出水上空の紫電改、林大尉自爆の真相に迫る

今回引用した4月21日の『戦闘詳報』によると、出水上空は朝から晴れとある。矢筈山系は陽光を浴びて新緑に輝き、コバルトブルーの不知火海は息をのむほどに美しい。林大尉にとっては、つい3か月前まで天翔ける鶴に遠慮しながら紫電の訓練を行った懐かしい空…

出水上空、19機のB-29に挑んだ2機の紫電改。 壮絶なる空戦の記録を読み解く!           

昭和20年6月27日に海軍功績調査部長宛てに送付された「軍極秘」の印を押されている資料を国立公文書館のアーカイブから発見しました。表紙のタイトルは「第三四三海軍航空隊戦闘詳報第二号 昭和二十年四月二十一日南九州「B-29 」邀撃戦」です。 以下、この…

昭和20年4月21日、出水上空の戦闘記録が残っていました!

4月21日朝、南九州一帯は快晴でした。平和であれば、機上から見た出水の初夏の景色はことのほか美しくみえたことでしょう。 しかし、3日ぶりにB-29 の大編隊が九州に向けて飛行中との情報が入ると、出水基地に駐留していた梅本大尉以下のゼロ戦部隊14機は一…

出水市の特攻碑慰霊祭にて紫電改の発見を報告してきました!

2024年4月16日、今年で65回目となった出水市特攻碑慰霊祭が、ポカポカ陽気の中11時から始まりました。戦没者のご遺族ほか、市長はじめ多くの議員や県内各駐屯地の自衛官が大勢詰めかける出水市の重要行事です。 脇本海岸に眠る紫電改を知っていただく絶好の…

脇本の海に眠る紫電改よ、目を醒ませ!命絶えぬ間に戦争の真実を語れ‼

突然ですが、令和6年4月13日(土)、小雨の中、脇本海岸(鹿児島県阿久根市)に79年間も放置されてきた紫電改を見てきました。以下、その報告です。 でもなぜ紫電改?そもそも紫電改がなぜ脇本に? 美しい脇本海岸にひっそりと眠る紫電改。機首部分が右向きに…

ミニ修学旅行参加者U君からの投稿写真です!

昼食前のひととき。出水城(出水麓の南側)下の野間口海軍大将の記念碑のところ。 出水高校の中庭にて。中央のモニュメントは同窓の通畠君の作品! 行程の最初が、ここ木牟礼城跡。天気が心配でしたが何とか持ってくれました。 下手なガイドの話にきょとんと…